こんにちは!
瀧田屋瓦工務店です。
今日はあいにくの雨ですね。
昨日に完了いたしました京都市山科区の現場風景です。
こちらは本宅の屋根です。
修繕工事のうちの隅棟積み替え工事風景をご紹介いたします。
今回瓦自体はまだしっかりしていたため既存瓦を使用しての積み替え内容でご提案いたしました。
山科区では珍しく愛知県三州瓦が使用されていたため瓦がまだまだしっかりしていました。
しかし、施主様からお話を聞いてますと施工後すぐに雨漏れがしたんだとか。
それで更に追い討ちをかけたのが漆喰工事ですね。
元々雨水が侵入して漏れている棟に漆喰を塗りその漆喰が棟の出面まで塗られているため熨斗と熨斗の隙間から全て中に誘発されてしまってます。
この棟でいいますと熨斗三段積み素丸仕上げです。
二段目・三段目と勾配が付いてるので写真で見ると土がまだしっかりしていて乾いてますが一段目はは熨斗の勾配が全くなく実際は反対に反っている状態で土の色が上と違いますよね。
これは土が濡れているんです。
一段目の施工時に何故熨斗の勾配がとれていないのか。
それは斜めに勾配をつけて施工しようとすると斜めになった熨斗が傾いて落ちようとするから施工しにくく逆に勾配をつけずに施工すると施工が楽になるからですが本来勾配をつけて施工しなければ水は中に入る一方ですので棟施工にはしっかりとした技術が必要になります。
職人の手と目の感覚は一度覚えてしまうとなかなか変えることは出来ません。
棟を解体後の下敷きの瓦もかなり隙間が有りすぎたり本来入るはずの瓦が入っていなかったため新しい瓦を入れたり順番を変えて隙間を縮めました。
葺き替え工事の場合、当社ではもっと隙間のない施工になりますが今回の積み替え工事は既存瓦と補足で新しい瓦での工事のためこれくらいの隙間でおさめました。
こちらの棟工事には土は使わず全てシルガードの不凍液入りを使用しております。
シルガードとは固まるとセメントのように固くなり、シリコン成分を含有してますので撥水性があり、土のように水を吸い込んで雨漏れになる事が軽減されます。特にこの時期、冷え込みによる凍てが生じる事があります。水分を含む土やなんばん、シルガードは一度寒さで凍ててしまうと粘着力もなくなり施工した瓦とも分離してしまうので当社ではこの時期は必ず凍てない不凍液入りを使用いたしております。
そして全てホルマル銅線でくくってあります。
下↓↓↓のお写真で施工前・施工後がご覧になれます。
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