こんにちは。
瀧田屋瓦工務店です。
いよいよ天気予報も梅雨らしくなり、当たったり外れたりになりましたね。
今年もゲリラ豪雨が心配な季節に差し掛かりましたが皆様の屋根の不安や心配はございませんでしょうか?
皆様の暮らしを雨漏りの不安から守るのが瓦屋です。
瓦屋と言っても全てが同じではなく新築専門の方~修理専門の方まで。
また、日本瓦を得意とする瓦屋さん~洋瓦なら。。。と言う瓦屋さんまで様々です。
金属屋根なら板金屋さん。
金属屋根も施工される瓦屋さんも最近では増えましたね。
しかし、瓦屋根と金属屋根では雨漏りの原因が異なったり施工時に施す雨漏り防止の下処理が異なる場合もあります。
これは長年専門として携わっている専門家でないと解らない事です。
屋根も体と同じく外見より中身が重要となります。
今回はカラーベスト屋根についてお話させていただきます。
カラーベスト屋根の住宅にお住まいの方で屋根工事をするなら何をお考えになりますか?
屋根塗装。 カバー工法 近年よく耳にする屋根工事ではないでしょうか?
そして、屋根葺き替え工事は高いから無理と言うイメージがありませんか?
今から15年程前のカラーベストにはアスベストと言う材料が使用されていました。
石綿ですね。
アスベストの存在は知っているがカラーベストに含まれているのは知らなかったと言われるお客様も多いです。
先ずそこで別れるのが自分の家にアスベストがあるのは嫌だから撤去して葺き替え工事をしてほしいと言われる方とアスベストの処分費が高額だから葺き替えまでは。。。
アスベストの処分は特殊で瀧田屋瓦工務店のように石綿取り扱い従事者の資格がある者がカラーベストの屋根解体は出来てもそれを自社でトラックなどに載せて運搬する事が出来ません。
現在法律で 許可を得ている処分場の者が引き取りに来なければなりません。
更にアスベストを処分できる処分場も減りつつあります。
※瀧田屋は正規処分場と契約しております。
処分費は安くなる事はないのでこれからも高くなり得るとお考えください。
これらの理由により屋根塗装工事やカバー工法での屋根工事のほうが必然的に安くなるので葺き替え工事は高いと思われがちですが 適正な施工が施されている瓦屋根の場合最低でも30年以上は家を雨漏りから守ってくれます。 50年以上雨漏りされていないお客様もたくさん居られます。
それに対してカラーベストや金属屋根は塗膜で雨漏りを防いでいるので塗料の効き目が無くなれば雨漏りに繋がります。
しかし、これは外見からの視点のみで屋根の野地板との隙間があり、常に通気性の良い瓦屋根に対してカラーベストは野地板との隙間がありません。
ですので非常に蒸れています。
瓦屋根に上がった場合とカラーベストの屋根に上がった場合その差は歴然です。
カラーベストの場合蒸し暑さと家が焼けた独特の匂いがします。
そこで解りやすくカラーベストの傷みを載せます。
これは以前 葺き替え工事をさせていただいた築16年のカラーベスト屋根です。
天井にシミが出始めて気になされておられたタイミングで屋根塗装の訪問営業が来られたそうで
天井にシミがあるので気になっていたと伝え、塗装で雨漏りが止まるのか等々ご質問されたそうですが築16年程度で雨漏りする事に不安を感じておられ、そのような材料で塗装工事だけでこれからまだまだ安心して住みたいとのお気持ちで Googleで色々と屋根工事業者を調べられたそうです。
そこで瀧田屋以外にも2社の業者に見てもらわれたそうで1社は瓦屋ではなく板金屋さんのような感じで塗装はダメです。カラーベストの上から金属屋根でカバー工法がいいです。と、言いカバー工法の見積りを提出したそうで、もう、1社はリフォーム会社だったそうです。
こちらも塗装工事はダメ。で、カバー工法を薦めてきたそうですが うちはよそより安いです。を連呼。
今週中に契約していただけたら○○万円値引きします。
と言ったそうで不審に思われたそうです。
1社目の業者は対応が凄く良かったそうですがあまり詳しく説明がなく見積り書の説明も不明な点が多かっそうで 再度Googleで調べられた結果 瀧田屋が目につき問い合わせたとの事でした。
先ず屋根の状態を見させて頂き、築○○年くらいですか? に、築16年です。
屋根見ただけで分かるんですか?
に、瓦屋さんでしたらだいたいの方が分かられると思いますよ。で、少し和んで頂け瓦と金属屋根のサンプルと使用する副資材のサンプルをお見せしながら瀧田屋の施工事例の詳しい作業内容写真と照らし合わせながらご説明させていただき、説明の最中にこれまでの経緯を話してくださいました。
瀧田屋では塗装工事やカバー工法を決してオススメはしておりませんが ダメと否定的でもございません。
お客様のご予算は勿論、どれだけ家を守りたいか。その年数に応じた屋根修理から屋根塗装工事にカバー工法、葺き替え工事まで柔軟に対応しております。
あと、10年くらい雨漏りを防ぎたいなら塗装工事もよし。
いや、15年以上は。。。ならカバー工法もよし。
夏場のエアコンの電気代も抑えたいし屋根も20年以上は雨漏りの心配がないようにしたいし。。。
なら葺き替え工事で瓦にするのもよしです。
瓦なら1枚からの交換も簡単に出来るのでメンテナンスもお気軽です。
基本的に塗装工事やカバー工法をオススメしない理由としては先ずこの先アスベスト入りカラーベストなどの処分費の増額の心配や正規処分場の減少。
処分費の増額はお客様のご負担がとても大きくなります。。。 また、非正規処分場などに処分している業者の場合、見つかれば刑事責任となるためお客様にもご迷惑がかかります。
そして、野地板に直接打ち付けているカラーベストには通気性が無いため野地板等の腐食の進行が塗装工事では止まりませんので後々の屋根工事時に大掛かりになる可能性もあります。
棟の板金を止めるための下地です。
かなり腐食しているのでこれでは塗装工事をしても台風等の強風で飛散する心配が大いにあります。
野地板が腐食していパサパサにもろくなっています。
こちらのお写真は軒先部分でカラーベストの場合よく腐食する部分です。
軒先に金物を施すのですが防水紙(ルーフィング)の貼り方で腐食の進行が左右される部分でもあります。
その他 屋根全体の野地板が長年の湿気や雨水の吸水性の進行により野地板の強度低下が始まり、カラーベストを解体して、野地板だけの状態になるとフカフカで踏み抜けそうな状態でしたので12㎜の構造用合板を貼り、強度を戻しました。
このように外見からは見えない。
天井裏からでも解らない本当の中身を適正に判断出来るのは長年町家さんの屋根修理に携わってきた瓦屋だけです。
屋根調査をし、屋根の状態を詳しくご説明させていただきながらお客様のご予算や将来設計を一番に最善な屋根修理をご提案いたしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
雨漏りでお困りの方は屋根の専門店 瓦屋の瀧田屋瓦工務店にご相談ください。
大津市での雨漏りや台風被害による屋根修理から葺き替え工事は勿論、 地元 京都市での屋根修理も幅広く柔軟に対応しております。
また、瀧田屋ではドローン事業部もございますので国交省認定資格者が数名居り、ドローン機体も状況に応じた本格的な機体を取り揃えておりますのでドローン屋根調査やドローン屋根点検もお気軽にご用命ください。
屋根のお写真と報告書もお付けしております。
また、最新のサーモ付きドローンも導入済みですので
雨漏り部分の解析のみならずソーラーパネル等の点検も行えます。
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