滋賀県大津市国分にて事故の塀修理

おはようございます。

瀧田屋瓦工務店です。

朝の冷え込みがキツくなり 寒いのが苦手なぼくのつらい季節のおとずれです。。。

さて、今日は配送会社様からのご連絡での塀修理のおはなしです。

配送会社社長様から 自社のトラックが配達時に車両が塀に当たってしまって塀の瓦を傷めてしまったので修理をお願いしますとのご連絡でした。

現地のご住所を送っていただき調べると。

以前(まだ最近)にも当たって部分修理してあるのがわかりました。 

あらかじめ下調べしておくと現地調査にお伺いさせていただく時に状況把握がしやすく必要な持ち物なども分かるのでスムーズに進めやすいのです。

早速 配送会社様から当事者様にご都合をお伺いしていただき お伺いさせていただく事に。

事前に 配送会社様からは 配達員の方からは瓦が1枚欠けていると聞いている。その部分のお写真はこちらにも送っていただいておりましたが 

お写真では以前から上欠けしていたような欠け方にも見えますが実際に見てみないとはっきりとわかりませんとお伝えすると 

え? こっちのトラックはガラスが全部割れてるんですけど。。。 と驚かれていました。

当日、家主様にお立ち会いいただきご確認。

元々車が通るような場所ではなかったのですが最近は抜け道に使う車や配送車がよく通るようになったんですよ。と たしかに左右の通りはよく通りますが中に入るのははじめてでした。 軽車両でもあまり入ろうとは思わないくらいの生活道路。

そこに大きなお屋敷の塀に瓦が出ていて、電柱ありのクランクになった交差点。 こども達の通学路。

家主様は今まで気にしたこともなく こうゆう場所だからもしかしたら今までも当たったりして欠けたりしているのかもしれませんし。 ただ、今回の事故ではものすごい音がしたそうでご近所様が飛び出てこられたそうで

破損した硝子片も当たり一面飛び散っていたくらいでした。と あまり大きな修理を求めているわけではないので瓦屋さんが見て傷んでいる部分だけ直していただけたら。。。 とおっしゃられましたが 実際に瓦の機能としては異常はなくズレている事もなく。 大きな上欠けも事前にここに当たりましたと頂いたお写真の箇所ですし。。。 家主様は今回でなったかわからないが欠けている部分はこの辺りからです。 と。

車が当たっているから不安に思われるのは当然です。

配送会社社長様に現状報告させていただき、当事者様に安心していただけるよう 当事者様が気にされていた箇所からの修理にしましょう。 に、社長様も毎日通っている場所だから家主様の気にされていた箇所から直してください。と賜りましたので 早速工事の段取りをさせていただき、工事となりました。

車が通ると作業をストップして体を移動しないといけないので 簡単に脱着ができるように脚立足場を設置しての作業。

部分修理している棟にはシルガードが使用されていてカチカチで解体が大変です。。。

 

余談ですがこの施工では雨漏りします。

撥水性のある屋根専用モルタルのシルガードなのでしばらくは大丈夫ですが雨が入り続けると撥水性もなくなり次第にカサカサの砂のようになり、強度もなくなってしまいます。

土だったらとっくに雨漏りしていますね。

棟の施工に関して 勾配や色々と雨漏りさせないための技術や知識が必要ですがこの写真での分かりやすい説明だと 使用しているシルガードの量が多すぎてかなり前のほうまできていますね。

上の段の瓦に最終の瓦が乗っていた跡が残っていますがその跡が最終瓦の幅です。

その幅よりもシルガードのほうが出ていますね。

棟の瓦には継ぎ目がありますので上段の瓦の幅よりも出ている継ぎ目は雨水が入る場合がありますので

当然シルガードの出はそれよりも遥かに控えないと雨水の巻き込みなどもあるので 雨水がシルガードに当たってしまうと初めの頃は撥水性が効いているので弾きますが毎回雨が当たり続けると撥水性もなくなり吸水し始めるといずれシルガードはもろくなり強度もなくなってしまいます。

シルガードは土よりも結果が出にくく 土が使用されて施工不良で雨漏りが始まるよりもシルガードを使用されているほうが雨漏りが始まるのが遅いため 見た目ではわかりづらく シルガードを過信してシルガードを使っているから大丈夫と思っている業者も多いですが

シルガードを使用しているのに雨漏りしている屋根は既に沢山修理してきています。 はやければ 数年前に別の瓦屋さんに直してもらったんですが。。。とおっしゃられているお客様もおられます。

昔よりも瓦は軽くなり 強度も強くなり 形、行儀もよくなり付随する材料も進化していますがその分 昔のような瓦葺き職人の技術や感覚、経験、考える頭が継承されなくなり 適切な瓦の施工が出来る業者が減っています。 このようなおはなしを聞くと 瓦ってそんなに面倒なの?と思われる方も居られるかもしれませんが 適切な施工をすれば 末長く家を守れる最優秀材料です。

適度な通気性が屋根全体にあり家が蒸れる事もほぼなく、強い紫外線からも守り、雨風にも耐え 灼熱にも耐えます。

以前実際にサーモ(温度センサー)付きドローンで実際に住宅屋根 瓦屋根 カラーベストなどのスレート材 カバー工法で使われているガルバリウム の屋根の温度を測った事がありますが 真夏の一番暑い14時に計測をして

瓦屋根の温度が58℃に対して他の屋根材の屋根は70℃前後でした。 これは同じ地域での計測をさせていただいた時のデータですが 他所でもだいたい同じような温度差が多く見られました。 各メーカーの実験は新しい物での比較をしていますが 塗料頼りの材料は実際に屋根に上げれば経年経過と共に耐久性も落ちます。

瓦も経過経過と共に耐久性は落ちますが低下速度の差は歴然です。

使用する材料全てにメリット デメリットがありますのでお客様の生活設計に合う材料選びをしていただくのが最適だと思います。

屋根の葺き替え悩んでいて 瓦って重たいイメージあるけどどうなんかなぁ? ガルバリウム カバー工法ってよく耳にするけどどうなんかなぁ? うちの屋根に瓦って施工できるの? カバー工法できるの? 塗装でまだまだ大丈夫なの? のお悩みは実際に現物を見ていただき詳しくご説明いたします。

葺き替え時期なのか修理でいいのかをお悩みの方にも的確なご説明をさせていただきますのでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

現在ニュースで強盗が多発していると報道されており

関東から現在は名古屋まで下ってきているそうです。

手口の1つとしてリフォームなどの訪問営業で家の中に入った際に間取りや家族図などを把握してから強盗に入るパターンが多いそうで 訪問営業やよくわからない業者への依頼はしないよう国からの呼び掛けもございますので工事の御依頼はしっかりとした専門店へお願いいたします。

話がそれましたが次回施工編を書かせていただきます。

次回は瀧田屋の拘りと技の詰まった一文字瓦の加工から取り付けまでの内容となりますのでぜひ、御覧ください。

瀧田屋瓦工務店は

京都市や大津市を中心に京町家や社寺、茶室や数寄屋建築 一般住宅の瓦葺き替え工事、屋根修理 漆喰壁や聚楽壁などの塗り壁左官工事を行う専門店です。

 

洋風の平板瓦も施工していますのでお住まいに合うカタチをご提案させていただきます。

 

日本瓦の工事や漆喰壁や聚楽壁などの左官工事に特化しておりますが雨樋工事 室内リフォーム 外構工事 なども行っておりますのでお住まいに関するお困りごとはお気軽にご相談ください。

 

京都市や大津市はもちろん

 

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滋賀県 草津市 栗東市 守山市 その他近隣地域などなどで日々施工させていただいていますので地域問わずお問い合わせください。

 

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