こんばんは。
瀧田屋瓦工務店です。
今日は朝からしっかり雨でしたね。。。
昨日まで大津市八屋戸で漆喰壁の塗り替え工事と瓦の差し替え工事をしていましたが雨前に完了したので一安心です。
さて、今日はこちらも8月半ばから着工させていただきました屋根修理のお話。
滋賀県大津市水明 ローズタウンのお客様からのご依頼で雨漏りまではしていないが屋根が崩れている部分があるので見てくださいとのご連絡をいただき 崩れている部分のみの屋根修理の御見積と 雨漏りの心配や台風等の強風で飛散の可能性がある部分の補強までをする御見積をご提案させていただき 現状悪い部分は全て修理の方でご依頼いただきました。
今回のご依頼者様宅は瀧田屋瓦工務店から車で3分とかなりのご近所様でした。
先ずは大屋根の陸棟です。
一見しゃきっとしているように見えるかと思いますが。
面戸と言われる漆喰を塗っている部分が全体的に黒くなっていますね。
これは棟に雨水がまわっているサインです。
みえにくいですが実は雨水がまわっているため漆喰が剥がれている箇所もあります。
よく、知識のない業者?さんが 漆喰が剥がれていると雨漏りするから漆喰を塗って雨漏りを防ぎますと謳い文句を言いますが これはほとんどが間違いで漆喰が剥がれている原因のほとんどが棟内部に雨水が入り込み内部の土が濡れる事により漆喰が剥離するのです。
棟の施工に問題があるので棟内部に雨水が入り込んでいるので漆喰塗りをしてしまうと雨水の抜け道がなくなるため雨漏りが酷くなる場合があります。
棟を解体すると棟内部の土が雨水が入り込んだ事により砂のようになっていますね。
この場合棟の強度も著しく低下しているので台風や地震等で崩れやすくなります。
瓦が割れている場合もありこの場合棟を解体しないとわからない事もあるので 雨漏りがする→棟が原因→漆喰塗りを薦められた場合は専門家ではないと判断してください。 正規の瓦屋さんなら絶対に漆喰塗りやシリコンボンド塗りは提案いたしません。
瀧田屋瓦工務店のように20年以上瓦屋根の葺き替えや屋根修理を専門的に行っている業者の場合一目見れば屋根の傷み所が分かり、適切な屋根修理のご提案が出来ます。
ひび割れしている瓦は新しい瓦に交換。
鬼瓦を括る銅線も新しく丈夫にしっかり括り直し。
棟の施工には土ではなく屋根専用のモルタル材 シルガードを使用。
シルガードとは撥水性のあるシリコン材入りの屋根専用のモルタルです。
乾くと見事に水弾きしますが こちらも撥水するからといって適当な施工をしてしまうと数年後には撥水性もなくなりモロモロになり雨漏りします。
分かりやすく説明すると 新品のカッパは水に濡れても気持ちいいくらい撥水しますが何回も雨に打たれて洗濯を重ねると水弾きが悪くなりいずれ中にしゅんできます。 そのようなイメージです。
土に比べるとなかなか直ぐに雨漏りにはなりにくいので雨漏りする頃には 修理時期ですねぇ。 葺き替え時期ですねぇ。なんて言われてしまう事も。
屋根修理もどのように修理するかによって耐久年数も変わります。
修理する部分だけ新しい瓦を使用するのか。
既存の瓦を再使用するのか。
葺き替え工事をするのか。
お客様のお住まい設計やご予算に応じたご提案や屋根の現状をお伝えして既存の瓦が再使用できるのか。
再使用しま場合の耐久年数がどれくらいなのか
部分的に新しい瓦を使用しても周りの瓦の耐久年数が持つのか持たないのか。
お客様の想いをお聞きしつつ専門家であるわたしたちの見解や現状を分かりやすく詳しくお伝えしお客様が納得されるようご説明するのもわたしたち瓦屋の役目です。
屋根はなかなか見えにくい部分ですので必ず専門の瓦屋さんにご依頼してください。
今回はここまでです。
また続編も掲載させていただきます。
瀧田屋瓦工務店は日本瓦に特化した専門店です。
京町家や社寺 数寄屋建築や茶室などの屋根工事。
屋根葺き替え工事や屋根修理。 雨樋工事
壁塗りなどの左官工事。
室内リフォームなどを
京都市や大津市を中心に
京都府 宇治市 城陽市 その他近隣地域等々
滋賀県 草津市 栗東市 守山市 その他近隣地域等々で日々施工させていただいておりますのでお住まいに関するお困りごとはお気軽にご相談ください。
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