大津市水明にて棟の積み直し工事

おはようございます。

 

瀧田屋瓦工務店です。

 

今年もやってきました 恒例の大丸京都店のクリスマスの飾り付け。

閉店後の作業ですので夜間工事です。

まだ一部の飾り付けしか出来ていないので後日本格的な模様替えとなりますので12月はぜひ、大丸京都店のクリスマスの飾り付けを見に来てください。

さて、今日は瀧田屋瓦工務店と同じ町内のご近所さま。

滋賀県大津市水明にて棟の積み直し工事と凍て割れ瓦の交換工事のおはなしです。

棟が波打つように積んでありますね。。。

熨斗瓦も割れているし土もドボドボですね。

棟の下敷き部分の瓦もズレていますね。

 

今回は再度使用出来る瓦は使用して不足分を新しい瓦で補う 積み直し工事ですが 棟を解体してみると

割れてますねぇ。。。

実はこのあと、相当数のヒビや割れが出てきました。。。

 

棟からの雨漏りの原因である

使用している土の量が多すぎる(前に出すぎている)

熨斗瓦の勾配がついていないため正常に外に流れず巻き込んだ雨水が前に出すぎている土に当たり 雨水を吸い込んだ土が雨水を内部へと誘導してしまいます。

土で粘着されている熨斗瓦ですが雨水が入り込む事で

粘着がなくなり 棟の強度も低下します。

 

棟の下敷きの瓦ですが隙間を開けすぎていて土や漆喰のかかりがほとんどない状態で施工されていました。

棟修理の時のほとんどがこのような施工不良になっています。

 

 

熨斗瓦の勾配がついていない。

土の量が多すぎる。 

結果 棟の内部に雨水が入り込むしくみがよくわかりやすく 雨漏りや 雨水で濡れた土が風化していて砂のようになり強度低下も分かりやすいお写真です。

↓↓↓

 

棟の下敷きの瓦は全て隙間が開きすぎています。

棟芯も出さずに適当に割って施工してあるので雨水の流れも正常に処理できていません。

 

 

↑↑↑のままでは棟を積めないので下敷きの瓦は全て入れ替えました。 順番を変えて使える物は再使用し、足りない分は新しい瓦で補い、ズレないよう全て固定し、

棟の施工には既存の瓦を全て選別し、再使用出来る物を使用しましたがあまりにもヒビや割れが多く、結果棟の1段分は全て新しい熨斗瓦を使用となりました。

 

凍て割れ瓦の交換です。

今回の工事ですが硬質で耐寒性に優れている愛知県高浜の三州瓦が使用されており、本来この地域でこれだけの数の凍て割れは考えにくいのですが 

一昔まえはよく等外品を使用している業者が多く存在しました。

等外品とは 一級品として市場に流通しない製造工場で跳ねられた物です。

瓦は焼き物ですのでねじれはありますが 著しいねじれやヒビが入っている物などは跳ねられますが 一昔まえはよく出回っていました。

現在では工場の設備もよくなったり基準が厳しくなっているので等外品が出回る事も減りましたね。

このような難しい事を言ってしまうと

それなら ガルバリウムとかみたいな形が整っていて簡単な屋根の方がいいと思われてしまいそうですが

瓦はちゃんとした瓦屋さんの職人さんが地域に合う適切な瓦を選定し適正な施工を施せばとても丈夫で長持ちし、1枚から交換可能な優れ物です。

他の屋根材のように10年で塗装が必要だったり20年でとなると お住まいされている他の物も同じ周期で交換やメンテナンスが必要になってくると思います。

たとえば 外壁塗装 給湯器 家電 お車等の乗り物。

そこに屋根もとなると。。。 その大きな不安や問題を解消出来るのが瓦です。

たとえば スレート屋根 カラーベスト等で 10年~15年目のタイミングで塗装を薦められて塗装された方。

足場仮設費用もかかるからそれなら外壁塗装や雨樋の塗装も一緒にしたほうが良いと言われると思います。

外壁塗装から屋根ものパターンもありますね。

しかし、更に10年、15年経過して 外壁塗装をお考えの時に また屋根も雨樋も塗装?

この場合にスレート屋根の耐久性を心配されてガルバリウムのカバー工法を薦められる場合が多くなりました。

どちらにしてもお住まいされている期間に何度も大きな費用のかかる工事をしないといけない事になる場合があります。 日本家屋で瓦屋根の場合は瓦のままでいいのですが現在主流の建築の屋根はスレートが多いですので

初期での選択肢があるようでしたら洋風の瓦もございますので瓦を選択していただけると1つの不安解消になるかと思います。

現在スレート屋根の建物にお住まいされている方も塗装されるよりも瓦に葺き替え、もしくはガルバリウムのカバー工法で少しでも長く安心していただける選択をしていただけたらと思います。

もちろんこれからの生活設計に応じて御自身に合った物を選んでいただくのが最適です。

これから長く住まれる方やいずれこどもさんたちが住むからこどもたちに少しでも負担がかからないようにと思われる方々は瓦を選択される方が多いです。

あと20年くらいは安心したい。

の方はスレート屋根の場合ガルバリウムのカバー工法を選択される方が半数以上ですが瓦を選択される方も居られます。

 

瓦には瓦の良さが。 ガルバリウムにはガルバリウムの良さがありますのでお客様のご予算や建物に合った選択。今後の生活設計に応じた物を選択してください。

お悩みの方はお気軽にご相談ください。

瀧田屋瓦工務店は

 

京都市や大津市を中心に京町家や社寺、茶室や数寄屋建築 一般住宅の瓦葺き替え工事、屋根修理 漆喰壁や聚楽壁などの塗り壁左官工事を行う専門店です。

 

洋風の平板瓦も施工していますのでお住まいに合うカタチをご提案させていただきます。

 

日本瓦の工事や漆喰壁や聚楽壁などの左官工事に特化しておりますが雨樋工事 室内リフォーム 外構工事 なども行っておりますのでお住まいに関するお困りごとはお気軽にご相談ください。

 

京都市や大津市はもちろん

 

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滋賀県 草津市 栗東市 守山市 その他近隣地域などなどで日々施工させていただいていますので地域問わずお問い合わせください。

 

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